子供に運動を指導するのって、意外とむつかしいですよね。ちゃんと教えているのになかなか上達しない。教えるときのコツなんかないかな?そんなこと考えたことはありませんか?
本記事では、以下の内容について説明していきます。
この記事を書いているわたくしナギャオは、3人の子供がいるのですが、全員3歳の時に自転車に乗れるようになりました。おそらく一番最初に教えるであろう、自転車の乗り方を例に説明していこうと思います。
1.子供に運動を指導するコツ
体を使って行う運動を子供に教えるのは非常にむつかしいですよね。どこの家庭でも基本的には共通して教えるであろう、自転車の乗り方…。
教える側の僕たち大人は、ほとんどの人が自転車に乗ることができると思います。皆さんは、自転車に乗れなかったときのことを覚えているでしょうか?
僕たち大人は自転車に乗ることができるのに、なかなかうまく教えることができない理由は、乗れなかったときの間隔を忘れてしまっているからなんですよね。
こんなことを言ったことはありませんか?
「後ろで支えておいてあげるから、とにかく乗ってごらん」
そりゃ、僕たちは乗れますからね…。バランスを崩してもとっさに足も出ることだろうし、恐怖心はそこまでないと思います。
では自転車に乗れない子供はどうでしょうか?恐怖心の塊ですよ(笑)そりゃ乗った経験がないんですから…。とっさに足も出ないと思います。
指導するコツは以下の3つです。
- 行動を小さく区切る
- 結果を伝えてあげる
- ほめ方を工夫する
では見ていきましょう。
1.行動を小さく区切る
行動を細分化することが重要です。
人間は複数の行動を同時に行うことを苦手としています。大人でもむつかしいのですから、子供は余計にむつかしいでしょう。ダンスなんてまさにそうです。僕には複雑すぎて意味不明です(笑)
自転車に乗った時の主な動作はこんな感じですかね…。
- バランスをとる
- ペダルを漕ぐ
- ブレーキをかける
自転車に乗るということに関して言えば、①と②でしょうか…。
自転車に乗れない子供にとっては、このバランスを取りながらペダルを漕ぐということがむつかしいようです。
どちらか片方を意識してしまうようで、ペダルを漕ぐことに意識を集中するとバランスが取れなくなります。
なので、一旦ペダルのことを忘れてしまいましょう。むしろペダルを外してしまいましょう…。
ペダルを外すことで、バランスをとることだけに集中することができるようになります。小さい子供でも、一つのことに集中するのは得意なようで、すぐにバランスをとって進んでいけるようになります。
ある程度バランスをとることを覚えてから、ペダルをつけてあげましょう…。
バランスをとることを体が覚えているので、ペダルを漕ぐことに意識を集中しても、バランスをとることができるようになってます。
ちなみにこちらの「ストライダー」という商品ですが、1歳半~5歳向けの商品です。ペダルを無くして、バランスをとることに特化した乗り物となっております。
まずはこちらからデビューするのもお勧めですよ。
2.結果を伝えてあげる
できるだけ即時に感想を伝えることが大事です。
練習がうまく言った直後に「よくできたね」と褒められるとうれしいですよね???仮に時間を空けて言われた場合はどうでしょうか?
あれ?「今せっかくうまくできたのに、ほめてくれなかった」と興味がなかったのかなと思ってしまうと思うのです。※ちゃんと見といてよぉ~と怒られた経験あり…(笑)
ちなみにうまくできた場合は、「おぉ!今のはうまっかったね‥。」うまくできなかった場合は、「今のは惜しかったね…。」と結果を伝えてあげることが重要です。
3.ほめ方は節約する
先ほど説明しました通り、結果を即時伝えることが重要です。結果を伝えるだけでは、満足できない場合、ほめてしまうことがあると思います。
ですが、あまり褒め過ぎないほうがいいと思っていたりします。
ほめ過ぎるとどのようなことになるか…。相手はほめらることに慣れてしまいます。そのほかには、次は失敗できないと失敗を恐れるようになってしまうからです。
2.その他の例(バク転)※ナギャオはできません
ちなみに比較的できるとかっこいい「バク転」について、大体の教え方はこんな感じです。
①後ろへ飛ぶ直前までのイメージを具体化する
飛ぶ直前の体の動きをタイミングと間隔がつかめるまで、反復して練習する
②補助者に支えられながらジャンプの練習
何度も練習して恐怖心を取り除いていきます。
③回転の間隔をつかむ
補助者に補助してもらいながら、回転の間隔をつかんでいきます。手のつく位置などを体に覚えさせていきます。こちらも間隔がつかめるまで、反復して練習していきます。何度も練習していくことにより恐怖心が薄れていきます。
④①~③を補助者に支えられながら一連の流れで行う
バク転も一連の流れはむつかしいでしょうが、教えるときはこのように細分化して練習していくようです。
どんな運動でも一緒ですね。
3.最後に
最後に記事のポイントをまとめておきます。
☆行動を小さく区切る
☆結果をフィードバックする
☆ほめ方を工夫する
となります。ではまた。
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